「パソコンの調子が悪いため、
出張で見てもらえますか?
インターネットはNTTの光ですが・・・
あまりパソコンに詳しくないので
とにかく来て下さい」と、ご年配の方からの電話。
とりあえず、訪問してみました・・・。
まずは配線等を確認してみると
なぜか、パソコンが光のCTUでなく
TAに繋がっています。。。
「ネットの配線は、いじりましたか?」と尋ねると、
「もう5~6年前に光に加入したときから
そのままで、何もさわっていませんが・・・
「では、5~6年前に光に加入したときに
どなたに設定してもらいましたか?」 と尋ねると、
「NTTの工事人が来て、機械を取り付けて色々やってくれた」という。
「工事人とは別に、パソコンの開通設定はどなたが?」と尋ねると、
「NTTの人がやってくれただけで、別の人は来てないなあ・・・」
わかりました。
つまり、光に「申し込み」をしただけで、
いまだにISPの開通がしていなかったのです。
ご本人は「光」のつもりで5~6年もネットに繋げていたのに、
いまだ、ISDNの接続・・・!!
そのことをご説明すると、
「え~??
毎月1万2~3千円位、NTTに払っていて、
馬鹿に高いな・・・とは思っていたけど・・・
光だと思っていたのに、光じゃないなんて、、、
詐欺みたいな話だなあ・・・」
まあ、NTTの請求書を見させていただくと、
料金が二重にとられていた訳ではなく、
光の機械のレンタル料も含まれておらず、
毎月、BIGLOBEのプロバイダ料金とISDNの料金が
引かれているのみなので、
詐欺被害にあったという言い方は
正しくないだろう。
しかし、お客様の気持ちになると・・・同情してしまう。
何故このようになってしまったか・・・
いろいろ私なりに分析してあげた。
まずは、遠く離れた新潟県だか、どこかからの
光の勧誘の電話のみで加入してしまったため、
コンサルが不十分だったこと。
お客様のお宅が、ホームテレホンを使っていたため、
光電話に加入せず、ネットのみの光の申し込みで、
しかもISDN時代からご利用になっていたプロバイダ、
BIGLOBEは変えたくないというご本人の希望だったため、
プロバイダ新規加入でないため積極的にお世話してくれる人もいなかった上、
ご自分からも開通サポートの依頼をかけなかったようだし、
NTTの工事人も光工事終了後、ルーターを宅内に置いていっただけ、という
ちゅうぶらりんな状況になってしまったようだ。
う~~~ん。
高齢化社会、PCやネットに詳しくない人々も気軽にPCを持つ時代。
それでも開通・設定の煩わしさの壁はまだ高いようだ。
インターネットには宅内の間取りや環境なども
重要な要素になるので、PCやネット初心者の方はなおさらのこと、
信頼できる地元の業者に相談に乗ってもらうことをお勧めしたい。
すっかり話が脇道にそれたが、
本題の「パソコンの調子が悪い・・・」の件は、
経年劣化も激しいため、
「どうせそろそろ買い替えを考えていた」とのことで
当店にて、Hpの新品パソコンをご注文いただきました。
こんどは宙ぶらりんにならないよう、
きちんと光に繋げるまで私が責任もってお世話させていただきます。